2006-2008

津波防災教育教材の開発

 

稲村の火

 

 

津波DVD

 


日本は昔から津波の災害に苛まれてきましたが、災害の対応も歴史とともに発展しました。紀州国広村(現在の和歌山県広川町)の名士、浜口梧陵が津波防災対策を行ったという故事に基づく『稲むらの火』(ラフカディオ・ハーン作)があります。

CeMIでは平成17年度よりこれをより親しみやすく、分かりやすく紹介し、防災教育に活用していくために、『稲むらの火』の漫画本や絵本の作成に携わってまいりました。また、絵本は各国語に翻訳され、世界の防災教育に役立っています(関連報告「アジア防災教育子どもフォーラム」)。

 

また、『稲むらの火』のふるさと、和歌山県は、近い将来予想される東海・東南海・南海地震によりすぐに津波が到達する地域と予想されています。和歌山県における防災教育を推進するために、学校教育向けのDVDの作成にも専門家として携わっています。