2009.0423

有珠火山防災教育副読本

2000年有珠山噴火。
数十年で噴火を繰り返すといわれる有珠山は、1977年噴火より23年後に噴火しました。噴火後、復興に携わる人や教育者が集まり、将来への噴火に備えて次世代を担う子供たちへ、この経験を残したい!そしてぜひ伝えたいという思いから北海道開発局室蘭開発部の支援を受けて副読本制作検討会が立ちあがりました。

検討会メンバーは3市町の小中学校教諭7人が中心となって議論し、当機構の宇井忠英理事(当時北海道大学教授)がコーディネーター、三松正夫記念館長の三松三朗さんがアドバイザーとして参加しました。

2001年より検討を重ね、2002年に小学生版「火の山の響」(ひのやまのひびき)、2003年に中学生版「火の山の奏」(ひのやまのかなで)が完成しました。 小学生版は、A4判の42枚のバインダー式で、訂正加除に便利で、授業に応じて組み合わせしやすいカード式になっています。 中学生版は132頁の冊子です。
1000部が作製され、伊達、虻田、壮瞥の小学校5、6年生全員に配布されました。

下記よりダウンロードできます。

火の山の奏    火の山の響
中学生版(54MB)        小学生版(16MB)

内容は有珠山の生い立ちから有珠山噴火の特徴、身を守る知恵と山の恵みについて。また、過去の噴火の様子とその後の変化が観察できる場所などを紹介したガイドもついています。小学生版はA4版1枚の両面完結となっていて、調べてみよう、考えてみようなどのやってみよう!コーナーもありグループで調べ学習などできるようになっています。火の山を楽しみながら学んでみましょう。

また樽前山の防災副読本も掲載しています。あわせてご覧ください。