EVENT

2005/08/01
From: CeMI事務局
火山視察〜ハワイ島で火山との共生を学ぶ〜
視察の目的
 近年の雲仙普賢岳、有珠山、三宅島の噴火に見られるように、活火山の噴火が周辺地域に甚大な被害を及ぼすことは言うまでもありません。一方、火山の優れた自然景観は、観光資源としての利用も進んでいます。しかし、火山の噴火が稀におこり、多様な災害をもたらすこともあって、周辺自治体による防災対策には限界があります。地域住民や企業、自治体、政府等の協働により火山災害の減災に向けて防災対策を確立するとともに、防災教育を充実させ、活火山との共生の道を探ることが急務です。
 そこで、当機構は、火山防災の専門家である宇井専務理事(北海道大学名誉教授・元日本火山学会会長)を団長として、行政機関の火山防災担当者や観光企画担当者、学校の教職員等のみなさまと一緒に、現在活発な火山活動を続けているハワイ島のキラウエア火山で火山との共生を学ぶ視察を企画いたしました。これを通じて、我が国の火山災害対策や火山防災教育の推進と火山観光の質的な向上に資することを目的とします。 なお、2006年度にはセントヘレンズ火山視察も実施の予定です。


スケジュール
    [ 2005年度募集 ]
  • 2005年12月25日(日)出発〜30日(金)帰国
    関西国際空港発着
    締切日:2005年11月15日(火)
【プログラム概要】
  • 第1日目
    【午後】日本出国→【機内泊・午前】ホノルル乗り継ぎでハワイ島(ヒロ)到着
    • つなみ博物館
    • 1983年以降の火山災害現場

  • 第2日目〜第4日目
    【キラウエア火山国立公園視察】
    • キラウエア火山の地形と噴出物
    • キラウエア火山の国立公園としての活用
    • 上空からの溶岩原展望
      (オプション料金別途:ヘリフライトは事前予約制で
      最大17名までとなります)

    • ジャガー博物館(火山博物館)
    • 米国地質調査所キラウエア火山観測所
      http://hvo.wr.usgs.gov

  • 第5日目
    【早朝】ヒロ→ホノルル 乗り継ぎで日本へ

  • 第6日目【午後】日本帰国
お申込み締切日 2005年11月15日(火)
  • 参加旅費等 298,000円
  • 定員20名
    ●最小催行人数:15名以上
    (15名に満たない場合は中止)
  • 利用航空会社: 全日空
  • 旅費等に含まれるもの
    ●運送機関の運賃:エコノミークラス
     包括割引航空運賃および中型バス1台料金
    ●宿泊費用:ホテル宿泊(1室2名利用)
     料金(税・サ込み)
    ●食事費用:朝食のみ
    ●説明・資料・記録写真集
    ご自宅から発着国際空港までの国内旅費は
     個人負担となります。

ハワイ火山の概要
 ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)は、アメリカ合衆国ハワイ 州、ハワイ島南部にあり、マウナロア火山とキラウエア火山の2つの活火山を中心とす る総面積849km2の国立公園(1916年指定)です。
 マウナロア火山は山頂の標高4,170mで、海底部分も含めて高さが9kmある地球上最大 の火山級です。キラウエア火山は、マウナロア山の東麓に成長中で、海抜1100mの山頂 には10 km2の巨大なカルデラがあります。中央部にはハレマウマウ火口があり、ここ から南西と東方にのびるリフトゾーンにそって噴火が繰り返されています。 1983年以 降継続しているプーオオ火口からの噴火では時には赤熱した溶岩が海にまで流れ込む 光景が見られます。国立公園内の自動車道路は寸断され、集落が溶岩原に埋没すると いう災害も発生しています。

問い合わせ先
特定非営利活動法人 環境防災総合政策研究機構 事務局
〒105-0004
東京都港区新橋6-12-3正和恒産ビル5階
Tel. 03-3432-7745, Fax. 03-3438-2750
Email: office@npo-cemi.com
URL: http://www.npo-cemi.com
    [ 2004年度視察報告]
  • 第1グループ
    2004年8月21日(土)出発〜26日(木)帰国
    視察報告はこちら

  • 第2グループ
    2005年1月5日(水)出発〜10日(月)帰国
    【主に学校教職員対象】
    視察報告はこちら

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